丹波山村クラインガルテン(週末農業施設)にて鹿解体講座を開催致しました。
村営無料駐車場にて受付、クラインガルテンまで5分ほどをみんなで移動します。

移動しながら、間伐材や畑、耕作放棄地、獣害フェンスのお話など。

今回のイベントスペースとなるクラインガルテンデッキにて。
まずはモニターを見ながらジビエや環境、衛生管理についてのお話。

解体用の鹿さん。
奥山で捕獲したので衛生基準的に食用流通が出来ない個体です。
山林解体での方法や道具、自宅での解体の道具や設備を説明。
折り畳み式解体台の作り方、その購入資材表などもテキストに。
解体台は簡単に作れます。
その後に止め差しの説明をし、実際に皆さんで解体を行っていきます。

解体はモーラナイフ1本で全て行います。
関節も頭を落とすのも、このナイフ1本だけで可能です。

皮剥ぎを皆さんに体験してもらい切る位置の感覚をつかんでもらいます。

解体において、一番難しいであろう骨盤からの後ろ足とりはずしは、
実際の骨格を見ながら解説します。
ここがうまくできるようになると、モモ肉が綺麗に多くとれるようになります。

解体が終わり、実際に使っている猟のザックや道具にどのように収納し解体したものを一人でどう持ち運ぶかを解説中。
頭は?の質問に、手で運びます。と答えてる最中です。
角がある場合はザックにつけるとひっかかってしまう危険がありますので、山林ではすぐ手放せるほうが良いかと私は思います。

処理場の見学や説明をし、鶏さんたちを見てもらってます。

今回は普段別途で行っている「ジビエ料理講」も実施。(注:解体講座では行いません)

写真はローストにブルーベリーソース。

今回ご参加していただきました方々、誠に有難うございました。
解体は4月より毎月第四土曜日に開催予定です。
また、今後とも様々なイベントを行っていきますのでまたぜひいらして下さいませ。

タバジビエ 中澤