山の日となる11日、銃猟&罠猟基礎講座と環境・文化講座、ジビエ料理教室を開催しました(料理教室の開催レポートはこちら)。晴天の下、青空教室です。

今回は、そこはかとなく狩猟に興味があるという方から、移住も念頭に狩猟を始めたいと考えているという方まで幅広くご参加いただきました。

銃猟&罠猟基礎講座は狩猟の第一歩となる講座です。

狩猟免許の取得自体は難しくないようですが(東京は抽選という壁がありますが…)、試験勉強で得た知識だけで実践は不可能に近いかと思われます。

罠猟は、掛け方はもちろんフィールドサイン(足跡や食痕など)の見分け方やかける場所の選び方を。

銃猟は、装備や山への入り方、歩き方、フィールドの話などなど。

捕獲した後の処理も心得ておく必要がありますし、地域の猟師さんや猟友会との関係性なんて話も外せません。

そういった話を丸っとまとめて、丹波山村で実際に猟隊に所属し狩猟を行う猟師の立場から、実体験も含めてお伝えします。

括り罠の設置実演
銃猟の基本について

狩猟の目的やとりたい獲物、フィールドなどにより狩猟のスタイルも変わってきます。毎回参加者さんの意向をお聞きし「それじゃあこうがいいかも」なんて話も。

今回は全般を満遍なくの回でした。参加者さんによって回ごとに雰囲気や内容が変わるので面白いです。

環境・文化講座は丹波山を囲む山々の環境のこと、環境保全の観点から見る狩猟、丹波山村に脈々と継がれてきた狩猟の文化についてお話する講座です。40年前に発行された「丹波山村史」の情報や村の猟師さんたちが語る話をもとに、狩猟のこれまでと現状、そしてこれからを追っていきます。

この丹波山村史というのがなかなか面白く、山小屋に泊まりで行く猟のことが記されていたり、銃弾を手作りしていたなんてことがサラッと書かれていたりします。講座では狩猟に関するトピックをかいつまんで紹介しています。

環境保全、食べるため、商売にするため、農作物を守るため等々、狩猟の目的に掲げるものは十人十色ですが、狩猟に関わっていく上でその文化・歴史を知ることは目的が何であれ欠かせないでしょう。

銃猟&罠猟基礎講座も環境・文化講座も、狩猟に何らかの形で関心のある人には打って付けの講座なのはもちろんですが、全く関心がない、やるつもりもないという方でも新しい世界を知るという意味で楽しんでいただけるのではと思います。

新たな世界というか、世界自体はずっとそこにあって、そこに辿り着くための概念があるかどうかというだけなのですが。

何が言いたいかというと面白い講座なので皆さんぜひ受講してくださいということです。

次回の銃猟&罠猟基礎講座、環境・文化講座の開催日程はこちら↓

9/17(土)10:00-12:00 銃猟&罠猟基礎講座

9/17(土)13:00-15:00 環境・文化講座

10/1(土)10:00-12:00 銃猟&罠猟基礎講座

10/1(土)13:00-15:00 環境・文化講座

皆様のお越しをお待ちしております!